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この間日記に書いたように木曜日に首都マプトでデモがありました。

金曜に自宅待機の私は学校に行こうか迷った末、すぐ近くだし行っちゃえー
ってことで少々ビビりながら行ってきました。

その日の朝も同僚や近所の人に
「マプトでデモやってるみたいだけどシモイオでもやるかな??」
「恐いよ~」
みんなに笑われました。
そりゃ恐いですよ。

モザン人の考え方では
中国人=お金持ってる&自分たちの仕事を奪った

完全に狙われる対象ですから僕

Amadeu & David 曰くシモイオでは無いとのこと
地元民の温かい声援の下
なんとか学校に着く
学校はいたって普通

マプトのことはお構いなしと授業準備に取り掛かる私
テーマはLei de Ohm (オームの法則)
以前にもやった単元なので反省点を活かし生徒が理解しやすいように仕上げていった。
特につまづくところもなく授業は進み、生徒の反応も上々。
自分の成長を感じながら1時間目の授業が終了。
今日は午前6時間目までぶっ通しで授業がある。
同じ授業だしこの感じで行けば問題はないだろう。
午後の授業は新しいテーマでやるが午後の授業は16時からなので午前の授業終了後に昨日作った指導案と話すことを確認する時間は十分にある。

ポルトガル語が上達したおかげなのか指導案を作る時間が格段に短縮され、実験を進めながら生徒と会話をして生徒がつまづいたところで立ち止まり手を差し出すことができるようになった。
私の想像する教育者という聖職者に近いものからはほど遠いが、その長い階段を確かに一歩あがったような感じがある。

2時間目
1時間目のクラスにはいつも悪いと思うが、前の授業よりもいい授業ができることが多い。
前の授業に生徒がひっかかっていた箇所があらかじめ分かっているのだから当然と言えば当然だ。
ただクラスによってはお決まりの場所でつまづかず、大前提としていた考え方を途中で質問してきたりするもんだからたまらない。
「おおっ!」とか「そこ!?」
とつい日本語で声が漏れてしまったことが数回ある。
そんな時は授業後、一人反省会が始まる。
行きつく先は生徒の把握が不十分だったというところである。
その次に浮かんでくるのが大きな不安感。
何にも伝わってなかったんじゃないかと。

今日の2時間目はそんなこともなく順調に進み終了。

3時間目
私の授業ではいつもはじめに黒板をノートに写してもらうところから始まる。
というのも日本とは違いプリント配布というのがとても困難だからだ。
生徒が黒板を写している間に出席を取る。
これが意外に時間がかかる。
日本では自分の机が決まって、教卓に座席表があったりして誰がいないのか一目瞭然だがモザンビークの学校はそんなことはない。
約70名が自由に座るのだから出席番号を呼ばなくてはいけない。
また、日本と違い生徒が欠けることも多く生徒に誰がいないか聞くことも難しい。
出席をとっていると同僚が「すぐ戻ってくるから」と外出。
「先生が授業から逃げるんですか?それじゃ生徒が授業に出なくても何も言えないですね。」

小心者の私は到底そんなことは言えず、心の奥にしまっておくことにした。

5分程して先生が帰室。
何やら少し息が切れている。

心の奥を覗ける人がいるのだろうか。
もしくは私の心の奥が一杯になって先ほどの気持ちをしまいきれなかったのかもしれない。

「全校生徒、教師に集合がかかった。実験道具をかたずけて体育館に集合だ。」

実験道具をかたずけてすぐさま体育館へ向かう。
と地鳴りのような生徒の歓声が聞こえた。
体育館へ入ろうとすると体育館から出てくる生徒の波にのまれた。
波をかき分けて何とか入口にたどり着き、Amadeuに何が起こったのか聞くとシモイオでもデモが起こったので全校下校になったらしい。

「だから今日の朝、俺言ったでしょう?」
馬鹿にされたことが悔しかったのかついそんなことを言っていた。
その言葉に反応してAmadeuが爆笑。
家に帰ってベットに潜り込みたい気分になった。

Amadeuと生徒の波に乗り校門の方へ歩いていると。
波の中から一人の生徒が現れ、
「先生!これから中国人を殴りにいこう!」
と言った。

「中国人を殴りにいこう」
なんて重い言葉なのだろう。

「先生は家に帰るよ。」
そんな返答しかできなかった。
他に言うべきことがたくさんあっただろう。

その日は暴力的な重さと思考とベットに入った。


後日談
シモイオのデモはとりあえず1日間で落ち着いたということ。
少なくとも3名の死者がでてしまったこと。
今後再び開始する可能性があるということだった。

今は周りもいつもどおりで何も変らず街は動いています。
私はいつもどおり元気なのでとりあえず報告しておきます。
それではまた。














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